こんにちは!
アカシックレコードリーダーのきょんです。
みなさんは適度に感情解放してますか?
自己肯定感や自分らしさは私のブログのキーワードでもありますが、どちらも日頃から自分の感情と向き合い、負の感情を解放しておく作業は不可欠です。
ーと偉そうに言いましたが、かつての私は感情解放ができずに蓋をしたまま何十年も過ごしていました。
今思うとよくそれで生きていられたなと思いますが、やはりそんな極限までガマンしてると行き場の無い感情の自家中毒になり、感情が誤作動を起こして奇妙な症状に悩まされるようになります。
私の場合は結果的にうつ病を発症し、どんどん生きづらい人生になってしまいました。
今回は、感情解放を怠ったままでいると人は一体どうなるのか、全て私のどん底実体験のエピソードをお話したいと思います。
感情解放を放置してはいけない!
心身に奇妙な症状が現れる前の私は、アダルトチルドレンだったこともあり、すでに世の中に生きづらさを抱えていました。
日常的に無感情を装うのが当たり前になっていて、誰よりも努力して仕事をしていましたが、内面は自己否定と不安感でいっぱいの状態でした。
ーで、こういった状態を放っておくと、ある時突然(または徐々に)奇妙な症状が襲いだします。
これは本人にとっては、もうホラーです。
1. 訳もなく涙が出る
自分の感情を押し殺しすぎていると、脳がその理不尽な状況に置かれている自分をこれ以上を認識しないよう、麻痺させてしまいます(直視できないんですよね…)。
しかし溜まりに溜まった行き場の無い感情は、勝手に昇華されたり消えることはありませんから、抑えきれずに時々単独で、付随する身体現象だけがぶわっと表に出てきてしまいます。
すると、仕事帰りの電車の中とかで、突然涙が出てきたりします。
うつ病の症状でよく言われる「悲しくもないのに涙が出てくる」ってやつですね。
でも考えてみてください。
なんの感情も無いのに涙だけが出てくるなんてことはあり得ません。
泣くからには本当は悲しいし、苦しいんですよ。
でもそんな自分を直視したくないから、脳を麻痺させて感情が分からないだけで、実際は辛く悲しいから涙は出てしまうんですね。
エスカレートすると、これが所かまわずあちこちで突然涙が出てしまうので、泣きながら自分もびっくりしてしまいます。
『私とうとう壊れたな…』って思いました。
もしもあなたにもこのような現象が起こっているなら、心身は相当なSOSを発しているので、脳みそを麻痺させてる場合ではありません!
一刻も早く心身を休ませることを最優先にしてくださいね。
2. 集中力が続かなくなる
感情解放をせずに自分に無理をかけ続けると、やがて集中力が続かなくなります。
私には、これは比較的初期の症状として現れました。
仕事に取り掛かっても集中力が続かず、普段なら30分で終わるような仕事に何時間もかかったり、大好きな読書も数行読むと、もう脳が受け付けないのです。
作業の段取りを考えるとか、メールの返信文を書くとかは、もう全く無理になってしまいました。
集中力を出そうと眉間の当たりに意識を向けるのですが、頭の中に濃いもやがかかった感じで対象のものに焦点を当てることができないのです。
またホラーな現象に襲われてる…。
私の中の何かが、これ以上脳を使わないよう、強制ストップをかけているようでした。
「この書類だけはどうしてもあと30分で仕上げないといけないの。お願い!」
と自分自身に懇願しても、全く反応してくれません。
当然仕事が片付けられないのでパニックになりますが、それでもなお
「今日終わらなかったら上司に叱られる…、評価下げられる…」
などと、こんな状態になっても相変わらず他人軸のままなんですよね 。
だ〜か〜ら〜、
こんなホラー現象が起こってるのは、そもそもあなたの行き過ぎた他人軸が原因なんだってば!
と当時の私に言ってあげたいです。
感情解放を放置し続けると全身がストライキを起こす
もしかしたら、脳が強制ストップをかけているというよりも、脳から心身に伝わる回路が切断されてしまっていたのかもしれません。
人間の心身って本当によくできています。
自分を大切にしない意思決定ばかりしている脳に対して、それが命の危険に影響する水域まで達すると、心と身体は全力でストライキを起こすことができるようです。
症状としてはうつ病ということになりますが、このストライキを起こす権利があったおかげで、私はギリギリのところで自分を顧みることができました。
集中力が続かなくなり始めたら、心身からストライキを起こされているのかもしれません。
本当はこうなる前に、ネガティブな感情をため込まずに適度に解放しておくことが大切だったのです。
それが間に合わなかった場合でも、集中できない自分を責めるのは大きく逆効果ですので、とにかく自分を労わってあげることが最優先です。
3. 昼間強烈な眠気に襲われる
感情解放をせずに長年自分を厳しく追い込み続けていた当時の私は、やがて昼間強烈な眠気に襲われるようになりました。
この頃には睡眠障害も出ていましたが、個人的にはこの昼間の強烈な眠気は、睡眠障害の影響だけで起こっているというよりも、それ自体がもっと強いワーニングメッセージを持っていたように感じています。
気絶しそうな程の強い眠気が起こるのは、必ず昼間の仕事中でした。
その②で「集中力が続かなくなる」ことについて取り上げましたが、集中できずに頭に濃いモヤがかかったような感覚に陥ると、程なくして強烈な眠気の底なし沼に引きずり込まれていきます。
この眠気には病的な強さがあり、理性では「今仕事中だから眠っちゃいけない!」と当然理解しているのですが、まったく抗うことができないほど強烈でした。
どうしても抑えることができないので、私は仕事中に女子更衣室で仮眠をとるようになってしまいました。
最初は10分、20分でしたがそれでは足りず、30分、40分と増えていき、椅子を並べて横たわり、ドアに鍵をかけて2時間近くも眠り込んでしまう日もありました。
当時勤めていた会社で直接咎められたことはありませんでしたが、私のこの異常行動は周囲にはとっくにバレていたと思います。
「集中力が続かなくなる」と同じく、このホラー現象も脳や身体の活動を強制的にストップさせるために起こっていた気がします。
感情解放を放置し続けると、自分をコントロールできなくなる
これまで3回に分けて取り上げてきた
1. 訳もなく涙が出る
2. 集中力が続かなくなる
3. 昼間強烈な眠気に襲われる
に共通しているのは、通常なら難なくコントロールできるはずのことが、自分の意思でコントロールできなくなっていることです。
まるで頭と身体、頭と心がバラバラに動いている感覚といいますか、頭からの指令が全く伝わらないか、伝わっても誤作動を起こしたように心身が意図しない反応を起こすのです。
私は自分の身に起こっている事の不気味さに、何か悪いものでも憑いているんじゃないかと思うようになり(実際憑いていたのかもしれませんが…)、余計ノイローゼになっていくという悪循環に入っていきました。
なぜそこまで自分を生きづらくするのか
かつての私は感情解放がヘタすぎてうつ病になりましたが、ここまでいかなくても感情を出さずに溜め込みすぎていると、やがて何らかのメンタル不調を引き起こすきっかけにはなりやすいと思います。
でも、うつ病やメンタル不調というのは、それ自体が原因なのではなく、結果として現れた症状ですよね。
であれば、うつ病やメンタル不調が発症するきっかけとなった原因は別にあるはずで、それがはっきり分かればその要因から離れるなり、適切なケアを選択していくことで、比較的早く快方に向かうこともあると思います。
しかし、中には原因がよく分からない生きづらさというのもあります。
これは不調をこじらせやすいです。
私の場合は、生きづらさの原因のいくつかは今世での出来事に思い当たる節がありましたが、よく分からないものもたくさんありました。
私はアカシックレコードリーダーなので、輪廻転生や過去生の影響はあると信じているタイプです。
原因がよく分からない生きづらさは、過去生に原因があることも多く、アカシックレコードにアクセスすることで、原因となった過去生を特定することができます。
その原因を「知る」ことで、自分を縛り続けてきた見えない鎖のようなものから解放されることも多いですよ。
4. 胸のあたりに黒いものが居座る
さて、4つ目ともなるとますますワケの分からない症状になっていきます。
「胸のあたりに黒いものが居座る」と言っても、物理的に皮膚に何かが貼りつくという意味ではなく、得体の知れない黒くて重いものが胸(心)のあたりに居座るようになり、すっきりしない「感覚」に悩まされることです。
例えるなら、コールタールのように黒くてべっとりとした重いものが心臓や肺のあたりにベタっと貼りついて、窒息しそうな感覚です。
時には、まっくろくろすけのように、黒くて丸くてトゲトゲしたものが心の中を占領し、常にヒリヒリした痛みを感じることもありました。
当然病院でレントゲンを撮ったところで何も映らないでしょうから、内科に行っても「異状なし」と言われてしまうやつですね。
しかし、これがなかなか取れないしどいてくれないので、私は何年もこの黒い存在と同居するハメになりました。
これらが同居していると、やがて慢性疲労症候群のように全身が鉛のように重くなっていきます(私の場合は)。
軽く見積もっても通常の3倍ぐらいのG(重力)が常にかかっているような感覚です。
自分の体重の3倍の重力がかかりながらでは、何をするにも異常なしんどさを伴います。
それまで当たり前にできていたことができなくなり、ついには朝身体を起こすこともできなくなっていきました。
こんな感じですから、お風呂なんて入れなくなります。
健康な人からしたらお風呂に入らないなんて耐え難いと思いますが、うつ病で3Gの重力がかかった経験がある方なら、その状態でお風呂に入るしんどさの方が耐え難いということに共感していただけると思います。
ただでさえ、エネルギーが底をついているのに、3G状態で動き回っていたらあっという間にガス欠になるので、結果的にほぼ寝たきりの状態になってしまうんですね。
通院+休息に加え、感情解放ワークも取り入れよう
胸のあたりの黒い存在達は最初はかすかな存在感しかありません。
しかしだからと言って放置しておくと、あっという間に占領されてしまいます。
運よくこの状態から脱することができた今の私が当時の私にアドバイスするとしたら、病院に行き、しっかり休み、もうこれ以上感情をため込まないことです。
毎回「休むことが大切」と言ってますが、本当に大切なので何度でも言います。
そして今もしも黒い存在の気配を感じる方は、それを引きはがして燃やすなり、水に流すなり、宇宙に処理をお願いするなりのイメージワークも馬鹿にせずにやってみてください。
見つけ次第、何度でも自分から引きはがして彼らが諦めるまで引きはがすのです。
そのイメージワークをしているあなたの姿は誰も見ていません。
だから馬鹿馬鹿しいと思いながらでもいいので、ぜひやってみてください。
あなたの領域に、彼らが勝手に入り込むことを決して許してはいけません。
5. 黒い点が虫に見える
これまでお伝えしてきた数々のホラー現象に悩まされ、通院しても良くならなかった私は、生きづらさの原因を自力ではもう追求しきれないところまで来てしまい、どんどん状態をこじらせていきました。
やがて、とうとう幻覚のようなものが現れるようになります。
きっかけは、たまたま布団に小さな1mm程度の黒い点を一つ見つけたことから始まりました。
私はもともと敏感肌で、湿疹ができやすいんですね。
湿疹の原因は虫刺されや接触性の刺激によるものなどいろいろですが、その時も数日前から腕に湿疹が現れていました。
「これ、虫じゃないよね?」
そう思った私は恐る恐るティッシュで黒い点を掴み、ビニール袋に入れて口をきつく縛って蓋つきのゴミ箱に捨てました。
その日の夜中、睡眠障害でうまく眠れず意識がどんよりしたまま身体を起こしてふとベッドを見てみると、布団の上にまた黒い点を見つけたのです。
良く目を凝らすと黒い点がさらに2つ、3つ、4つ…。
たぶんそれらは繊維に絡まった小さな小さな糸くずや、繊維の織り目のわずかな窪みが黒い点に見えただけだと思います。
だって、どれも動きませんでしたし…。
でも当時の私は恐ろしく思考力が低下していますから、もう虫にしか見えないわけです。
「この腕の湿疹はこの虫たちのせいだ…、このベッドに虫が大量に湧いてるんだ…」
その瞬間私にとってベッドはバイオハザード級に汚染されたものになりました。
夜中にも関わらず、マスクとゴム手袋をして恐る恐るシーツをはがし、何度も掃除機をかけ、布団をビニール袋に押し込みます。
その後しばらくはベッドと布団を使うのが怖くて、床に直接寝ていました(これはこれでキツかったです…)。
この他にも、天井の模様が苦しんでいる人の顔に見えたり、自転車に乗っていても道路のカーブミラーに写っている景色は偽りで、本当は車がこちらに猛スピードで突進してきているに違いないと思うようになっていきました。
世界のサイズ感を正しく把握することの大切さ
当時うつ病で病院には通っていましたが、この出来事については先生には話さなかったので、どういう症状なのかは正確には分かりません。
しかし、今思うと強迫性障害のような症状を一時的に併発していたのではないかと思います。
私はなんとかベッドは処分せずに耐えましたが、中には燃やしてしまう人もいると聞いたことがあります。
個人的な見解ですが、うつ病が深刻化している状態というのは自分の無力感が極まっている状態です。
「自分は無力でとても弱い存在」なので、相対的に「世界は自分に危害を加えてくる恐ろしい場所」という構図を勝手に作ってしまいます。
そうなると家の中で休んでいるようでも、実際は消耗しきったエネルギーを振り絞って、四六時中自分に危害を加える存在がいないかアンテナを張っていますから、動かない黒い点や天井の模様までもが自分を攻撃してくるように感じたのではないかと思います。
強迫性障害には暴露療法(曝露反応妨害)が効果的と言われたりもします。
これは私が表現すると、あえて恐怖の対象に接することで世界のサイズ感を正しく把握する療法なのかなと感じています(症状が出ている全ての人に暴露療法が適切とは断言できないので、まずはお医者さんに相談していただきたいですが)。
黒い点が怖くても、恐る恐るよく見てみるとただの糸くずだと分かる。
天井をよく見てみるとそれはただの模様で、自分を見つめて監視するはずがないと気づく。
カーブミラーを信じてゆっくりでいいので道を通ってみると、やっぱり車は来なかった。
極端に弱っている時は正体がはっきり分からないものを異常に怖がります。
そのはっきり分からないものが持つパワーは抗えないほど強大に違いない、という不正確なサイズ感で妄想してしまうので、健常な人からすると理解できないような回避行動にまで発展していくのです。
だからこそ、勇気をもって少しずつ対面してみると、意外と大したことがないと正しいサイズ感に気づくんだと思います。
それ以来私は、仕事でもプライベートでも不安感がよぎると、あえてその対象の中に身を置き、実際のサイズ感を掴むようにすることが増えました。
今のところ、実際のサイズ感は、不安感で妄想していたサイズ感よりもかなり小さいことがほとんどですよ。
だから世界はそんなにやみくもにあなたを傷つけません。
6. 記憶が無くなる
この症状は個人的には一番ショックでした。
3つ目で取り上げた毎日女子更衣室にこもって仮眠を取っていた初期症状の頃から3年が経って、私はようやく病院に駆け込み、そこでうつ病と診断されます。
今思うとなぜ3年もガマンし続けていたのかと呆れますが、理不尽さに耐えることにすっかり慣れてしまっていました。
病名を聞いた私はショックどころかほっとしたのを覚えています。
「よかった…。病名がついてる病気なら治療方法があるはず…。」
自分の意思で自分をコントロールできなくなる奇妙な現象の数々に、すっかり参っていたのです。
しかし、残念ながら通院と服薬では私の症状はよくなっていきませんでした。
さらにその6年後、相変わらず症状はよくならず、長年の闘病で症状はこじれまくり、自尊心はボロボロに。
この頃になると、会話の途中で自分の言いたいことを急に忘れてしまうようになりました。
話しの途中で誰かに遮られて何を話そうとしていたのか忘れてしまうのは誰でもあると思いますが、私の場合は遮られたわけでもないのに、つい数秒前まで覚えていた話す内容が突然すっと頭から消えてしまうのです。
これが話すだいぶ前に忘れていることに気が付けば、メモを用意するなりの対策の取りようがあるのですが、まさに今話してる途中でスルスル抜けてしまうのです。
こんな現象雑談でも困りますが、会議中や商談中などにもたびたび起こり、何度も冷や汗をかきました。
しばらくは人と話すのが怖くなってしまった時期でもあります。
真っ白な世界へ
当時は一人暮らしをしていて、私の病気を心配する実家の母がたまにメールを送ってきていました。
ある日、私の返信メールを見た母は、いつもと違う文章に嫌な予感がしたそうです。
その日はメール本文もどこかおかしかったようなのですが、最も違和感を感じたのは最後の部分。
皆さんもメールの最後は自分の名前で締めくくると思いますが、その日の私のメールにはなぜか私の下の名前ではなく、苗字が書かれていたそうです。
親子で同じ苗字なのに、なぜか私は最後に苗字を書いて母にメールを返していたのです。
母の嫌な予感は的中し、その数日後私は100錠近い処方薬をオーバードーズ(OD)して、集中治療室に運び込まれました。
大量の薬はODをするために取っておいたわけではありませんが、一向に症状が良くならない私の処方薬は年々増えていき、もう飲みたくないし、飲んでも治らないしでどんどん溜まっていったのです。
そしてとにかく私は、ぐっすり眠りたかったのです。
この頃の私は、ひどい睡眠障害でまともに眠れない状態がもう何年も続き、死んだように生きていました。
なんでこんなに頑張ってきたのに何もかもうまくいかないんだろう…
なんで誰も助けてくれないんだろう…
なんでいつまでも許してもらえないんだろう…
幼少期から続く生きづらさと一向に良くならない状況に、理由はよく分からないけど、何か絶対にやってはいけない事を私がしてしまったから神様が私を罰しているに違いないという心境でした。
なんでこんな恐ろしい世界に生まれてしまったんだろう…
なんで生きなきゃいけないんだろう…
もう私はこれ以上頑張れません…
朦朧とした意識で泣きながら、持っていたすべての薬を一錠ずつゆっくり取り出し、目の前に積み上げていきます。
5錠飲んでも眠れない、10錠飲んでも眠れない…
50錠なら、100錠なら眠れるのだろうか…
もしかしたら、そのままもう目が覚めないかもしれない…
この薬をすべて数え終えるまでに、お願い、誰か助けに来て…
救世主を探して
次に私の記憶が戻ったのは、担架に乗せられて救急隊員がアパートの階段を降りていた時でした。
あぁ、死ななかったんだ…
そう思った次の瞬間再び意識を失い、真っ白な世界へ飛び込んでいきました。
結局私はその数日後に集中治療室で目を覚まし、真っ白な世界から色のついた現実に戻ってきたのです。
あぁ、また恐ろしい世界に戻ってきてしまったんだ…
これからもここで生きなくてはいけないんだ…
退院後に1度だけ、運ばれた救急病院に通院することになっていました。
ずっと同じ体勢のまま気を失っていたので、身体のところどころに褥瘡ができています。
私を救ってくれた男の先生は、私を責めることもなく淡々と、でもどこか慈愛を感じさせるオーラで言葉少なに診察を終えました。
無言の診察に込められた先生のメッセージを感じ取ったような気がして、病院を出たとたん涙がこぼれました。
いつも通っていた心療内科の大嫌いな先生は、「こういうことされると病院の評判が落ちる!」とえらく不機嫌な様子で私を睨みました。
退院して数日後に母から例のメールの違和感の件を聞かされた時には、にわかには信じられませんでした。
私はかなりしっかり集中して文章を書くタイプなので、親宛てのメールの最後の締めに苗字を書くなんてあり得なかったからです。
でも、送信ボックスに残ったメールを見て、それが本当だったと知った時に思いました。
自分の意思でコントロールできないどころか、意識にすらないことをするようになってしまったんだなと。
もう私のうつ病は薬だけでは治らない…。
そしてこの恐ろしい世界に私が存在してしまっているという事実を受け止め、2度失敗したカウンセリングにもう一度挑戦しようと決めました。
この恐ろしい世界に私が存在してしまっているという事実は錯覚であることを、私は心底腹に落とさなければならないのです。
世の中をもっと正しいサイズで見なくてはなりません。
その方法についてはこのブログで少しずつご紹介していきたいと思います。
最後まで読んでくださってありがとうございます♡
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